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2017.10.27 当社の産学協同研究部門が参画する研究課題が、独立行政法人日本医療研究開発機構の「次世代がん医療創生研究事業」に採択されました

当社の産学協同研究部門が参画する研究課題が、独立行政法人日本医療研究開発機構の「次世代がん医療創生研究事業」に採択されました

この度、当社が開設した名古屋大学内産学協同研究部門「薬効解析部門」(朴熙万特任准教授、以下「薬効解析部門」)が参画する研究班の研究課題が、独立行政法人日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development、以下「AMED」)による医療分野の研究開発関連公募「次世代がん医療創生研究事業」に採択されましたのでお知らせいたします。

本研究班(細胞分裂期キナーゼ阻害にもとづく難治性神経芽腫の新規治療法開発)は、国立大学法人名古屋大学大学院医学系研究科長・医学部長 門松健治教授(医学系研究科生物化学講座分子生物学、以下「生物化学講座分子生物学」))が研究代表者となり、神経芽腫に対する分子標的治療薬の研究開発を進めます。

当社は、平成27年5月、生物化学講座分子生物学と「難治性神経芽腫の治療薬の開発を目的とした特定の酵素の選択的阻害剤」に関する共同研究契約を締結し、門松教授と協働で特定の酵素の選択的阻害剤の探索を継続して実施しております。今回のAMEDの採択は本共同研究の成果の一つとして位置づけられ、今回の採択決定により共同研究の更なる発展が期待されます。

神経芽腫は小児に発症する固形がんであり、神経を作る細胞が悪性化して腫瘍となります。神経芽腫は、5年生存率が約40%の難治性小児がんであり、また、発症頻度も小児がんの中で最も高いものの一つです。
門松教授は、神経芽腫の中でも特に予後が不良である、MYCN遺伝子が増幅された難治性神経芽腫の発生機構について、精力的に研究されております。中でも、がん治療の新しいコンセプトとして注目されている「合成致死」を用いた遺伝子スクリーニングにより、分子標的治療薬のターゲット分子の同定を試み、研究成果をあげられています。

AMEDは、平成26年5月に成立した「健康・医療戦略推進法」及び「独立行政法人日本医療研究開発機構法」に基づき、平成27年4月1日に設立されました。これまで文部科学省、厚生労働省、経済産業省にて個々に実施されていた医療分野の研究開発関連の公募研究課題(助成事業)を集約し、医療分野の研究開発の基礎から実用化までの一貫したマネジメント体制を構築することで、日本の医療分野の研究開発の一体的な推進を目指しています。

当社および薬効解析部門は、門松教授ならびに生物化学講座分子生物学の最先端の研究成果と、当社がこれまで培ってきた創薬研究のノウハウを融合し、産学連携の下で創薬研究を加速することにより、画期的な新薬の創出を目指してまいります。

以上

<ご参考>
平成29年度「次世代がん医療創生研究事業」(一次公募)の採択課題について (平成29年10月27日)
http://www.amed.go.jp/koubo/010320170623_kettei.html