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2015.05.29 名古屋大学大学院医学系研究科病理病態学講座生体反応病理学/分子病理診断学との共同研究開始のお知らせ

名古屋大学大学院医学系研究科病理病態学講座生体反応病理学
/分子病理診断学との共同研究開始のお知らせ

当社は、この度、名古屋大学大学院医学系研究科病理病態学講座生体反応病理学/分子病理診断学(豊國伸哉教授、以下「生体反応病理学」)と「悪性中皮腫の治療薬の開発を目的とした、結合組織成長因子(CTGF)の選択的阻害剤の探索」に関する共同研究契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 

当社は、平成26年4月に名古屋大学環境医学研究所に産学協同研究部門「薬効解析部門」(朴熙万特任准教授、以下「薬効解析部門」)を設置し、産学連携を推進し、名古屋大学とのシナジーを最大限に発揮できる体制を構築してまいりました。本共同研究はその一環として位置づけられ、生体反応病理学と当社が名古屋大学内に保有する薬効解析部門との間で実施され、結合組織成長因子(CTGF)の選択的阻害剤の探索を行います。

 

悪性中皮腫の早期診断は困難であり、進行してから診断が確定することが多い疾患です。現在の治療法は、抗癌剤による化学療法、その後の腫瘍の摘出、最後に放射線療法を行う集学的治療が行われてはおりますが、世界的にみてもまだ標準治療法が定まっておりません。解剖学的に腫瘍の全摘が困難であるという問題も存在しており、5年生存率は10%以下の非常に予後の悪い癌の1つであります。

 

豊國教授は癌の中でも特に予後が不良である、悪性中皮腫の発生機構について、精力的に研究されております。特に、アスベストやカーボンナノチューブによって発症する悪性胸膜中皮腫の中でも、特に予後の悪い肉腫型中皮腫の発現遺伝子を網羅的に解析し、血清診断マーカーや分子標的治療のための標的分子となる可能性のある新規ターゲット分子の同定を行っております。

 

当社および薬効解析部門は、豊國教授ならびに生体反応病理学の最先端の研究成果と、当社がこれまで培ってきた創薬研究のノウハウを融合し、産学連携の下で創薬研究を加速することにより、画期的な新薬の創出を目指してまいります。

 

以上