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2014.07.14 当社EP4拮抗薬による乳がんリンパ節転移と遠隔転移の抑制を動物モデルで示した論文が公開されました

当社EP4拮抗薬による乳がんリンパ節転移と
遠隔転移の抑制を動物モデルで示した論文が公開されました

当社グループでは、EP4拮抗薬の新たな可能性を探るべく、国内外の研究機関と共同で研究開発を進めています。

今般、当社のEP4拮抗薬(RQ-000015986)が、がんのリンパ節転移と遠隔転移(肺)を抑制することが、高転移性マウス乳がんモデルを用いた実験で認められました。がん治療の予後を決める因子としてリンパ節転移と遠隔転移は重要な指標です。当社EP4拮抗薬は、がん組織に集まるマクロファージによるリンパ管新生因子(VEGF-C/D)の産生を抑制することにより、がん細胞が転移する課程で移動経路として使用するリンパ管の新たな形成を阻害し、リンパ節転移、さらには遠隔転移を抑制することを明らかにしました。また、当社EP4拮抗薬が、この実験モデルにおいて乳がん幹細胞様機能を抑制することも示されました。

本研究成果は、EP4拮抗薬が乳がん進行過程における転移を抑制し、また手術後においては再発の抑制により臨床症状を改善し進行を抑制する可能性を示しています。

この成果をまとめた論文は、Cancer Science誌に受理され、電子版にて公開されました。

Cancer Scienceは、がん領域において権威ある国際雑誌の一つであり、本論文の受理はこの研究の成果が世界的に見ても優れていることを意味します。

ウエスタンオンタリオ大学(カナダ)との共同研究は今後も継続的に実施する計画であり、ここで得られる試験結果を基礎データとして臨床試験の実施に繋げたいと考えています。

<ご参考>

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cas.12475/abstract

以上